2016年最新版!小学校低学年の読書感想文書き方まとめ

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小学生読書感想文

 

夏休みの宿題としてよく出る、『読書感想文』。これに手こずらされる子どもは多いでしょう。

ほかの宿題は、最悪の場合ほかの子の答えを写すという手もありますが、読書感想文ではそれも不可能。結局、8月末まで引きずって最後の数日で書く……ということになりがちではないでしょうか。

この記事では、そんな夏休みの難敵『読書感想文』の攻略法を、書いていきます。

 

 

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2016年の課題図書と本の選び方

 

2016年の、小学校低学年向けの課題図書は以下のとおり。

 

・小川洋子『ボタンちゃん』(PHP研究所)

 

・ふじもとみさと『ひみつのきもちぎんこう』(金の星社)

 

・アンヌ・クロザ『みずたまのたび』(ポプラ社)

 

・島田たく『アリとくらすむし』(ポプラ社)

 

 

本を選ぶときには、タイトルと大まかな内容だけでなく、冒頭部分をちょっと読んでみるというのも重要です。理屈抜きに文章の好き嫌いというのはあります。やはり、文章がしっくりくるものを選んだほうが、読みやすいし頭にも入りやすいでしょう。

ちなみに、私のおすすめは小川洋子さん。この方は、ずいぶん前に芥川賞を受賞していらっしゃいますね。最近では珍しいぐらいゴリゴリの純文学を書く作家です。その小川洋子さんがはじめて挑戦した絵本が、この『ボタンちゃん』。

ボタンちゃんとボタンホールは、ふたりでひとつ。ところがある日ボタンちゃんの糸が切れてしまって……

子どもむけの絵本ですが、この設定だけでもう文学の匂いが漂ってきます。子どものころにこういう作品に接していれば、文学に目覚めるきっかけになるかもしれません。

 

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大人はどこまで手を貸していい?

 

小学校低学年では、作文を書くのもなかなか難しいもの。本を読んだはいいものの、作文はなかなか書き出せない……そんなときに、大人はどの程度まで関与してよいのでしょうか?

 

作文の書けない子にはテンプレートが有効

 

創造的なことが好きな子どもというのはいます。まっさらな白紙を与えられて「なにか描いて」といわれたら喜んで描くような子です。そういう子であれば、なんの苦労もなく作文を書けるでしょう。ですが、そんなふうにいわれたら途方に暮れてしまう子もいます。

そんな子どもにとにかく書くとっかかりを与えるためには、テンプレートを示すというのが有効だと思います。「作文が書けない」という子どもは、まずなにから書きはじめたらいいのかという場合が多いと思われます。

そんな子には、大まかな道筋を示すのが効果的です。絵のたとえでいえば、真っ白な紙に「なにか描いて」というのではなくて、「このあたりに木を描いて」と具体的に導くのです。読書感想文でいえば、次のような感じでしょう。

 

(1)本そのものの内容・あらすじなどの簡単な説明。

 

(2)登場人物の印象的なせりふ・行動などについての感想。

 

(3)まとめ

 

私の経験上、このように大まかな作文の流れを示すだけでもだいぶ違います。

 

 

それでもやっぱり書けない場合は?

 

それだけではまた書けないという子の場合は、さらに詳しいテンプレートを用意するといいでしょう。

「ぼくは『○○○』という本を読みました。この本は△△という人物が□□するという物語です」

こんなふうに、はじめのほうをもうほとんど書いてあげて、記号の部分に具体的な名前を入れるだけにするという感じです。ここまでのテンプレートがあれば、さすがに書けるでしょう。

あまり好ましいことではないと思われるかもしれませんが、これは自転車の補助輪のようなものです。こういう訓練を積んで、やがてテンプレなしで一人で書けることを目指していけばいいのです。

 

関与はあくまでもきっかけだけに

ではいったい、どこまでがテンプレート化されてもいいのでしょうか。基本的には、それぞれの段落のはじめの一、二文ぐらいまでが妥当だと思われます。

テンプレートは、あくまでも子どもの内面にあるものの表現を助けるための“呼び水”です。本を読むのも、そこから何かを感じ取って表現するのも、子ども自身。大人の関与は、その表現を手助けすることにとどめるべきでしょう。

 

 上手な書き方

 

 スムーズに書くためには

 

では、スムーズに文章を書くためにはどうすればいいでしょうか。私が重視するのは、“無駄な要素”です。無駄な要素は無駄なんじゃないかと思うかもしれませんが、じつはそうでもありません。

「必要なこと」だけで組み立てられた文章は、だいたい読んでいて性急で物足りなく感じるものです。

『僕は今日、釣りにいった。魚が二匹釣れた。とても楽しかった』

 

これだけでは、文章になっていないですよね。これは極端な例ですが、無駄なものをはぶいた文章は、どうしてもこういう感じになってしまいます。ですから、なにか“ふくらます”ような部分が必要です。

実際のところ、小説なんかは文章の7割から8割ぐらいは、そういう“ふくらまし”の部分といっていいと思います。そういう、なければないでもいいような“無駄な部分”をうまく書ける人が、すぐれた作家なのです。

また、作文を書いても「数行で終わってしまって規定の分量にまったく足りない」という人の原因もたいていこれです。

“ふくらまし”がないのです。

上にあげた例文でいば、ふくらます要素はいくらでも考えられます。

 

・どこに釣りにいったのか

・どんな魚が釣れたのか

・釣りをしているときにどんな話をしたか

 

など、具体的なことを書いていけばいいのです。それで分量も増えますし、文章が豊かになっていきます。読書感想文も基本的にそれと同じです。骨組みだけでなく、なるべく具体的なことを書くように心がけましょう。

 

 

まとめ

 

まとめると、以下のようになります。

 

・文章を書き始められない子には、テンプレートを示すのが有効。

・ただし、大人の手助けはテンプレートを与える程度にとどめるべき。

・文章は、骨組みだけでなく具体的な内容を書き込んでいくことで豊かになる。

 

繰り返しますが、本を読むのも感想を書くのも子ども自身です。あくまでも“補助輪”に徹して、お子さんが豊かな本の世界に入っていくきっかけを作れるようにしましょう。

 

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